クロストーク、同期座談会のタイトル写真

Cross talk20202023同期3⼈、3年間の成⻑の軌跡

同期⼊社のメンバーによる座談会を、
2020年と2023年に実施。
販売・研究・品質管理という職種と、
3年という年⽉が交差する
クロストークから、先輩たちの成⻑の
軌跡をお届けします。

Member Profiles

  • 同期座談会のメンバーHORIUCHIの写真

    A. HORIUCHI

    2012年⼊社
    業務用油脂マーケティング部
    販売企画グループ
    経済学部 国際経済学科卒

    就活時には

    営業志望で、就活当初は業界問わずBtoB企業にアプローチ。

    ⼊社理由

    J-オイルミルズには選考で出会った社員、特に⼆次⾯接で出会った営業部⻑の⼈柄に好感を持ち、興味を持つように。最終の役員⾯接までその好感が続いたことや待遇⾯でも条件が良く、⼊社を決意。

    これまでのキャリア

    営業>マーケティング

  • 同期座談会のメンバーMATSUSHIMAの写真

    M. MATSUSHIMA

    2012年⼊社
    家庭用油脂マーケティング部
    商品開発グループ
    ⽣活環境学部 ⾷物営業学科卒

    就活時には

    ⼤学では⾷品やその栄養に関して学んだことから⾷品業界を志望。

    ⼊社理由

    J-オイルミルズ社員の⼈柄の良さや、選考で⾃分の素を出しても受け⼊れてくれる懐の広い社⾵に魅⼒を実感。産休や育休など、⼥性のライフイベントに対する体制が整っていることが⼤きな安⼼材料となった。

    これまでのキャリア

    開発(油脂加工品)>育休>開発(家庭用油脂)

  • 同期座談会のメンバーKINUGAWAの写真

    K. KINUGAWA

    2012年⼊社
    静岡事業所
    品質管理室
    ⼯学部 ⽣物機能⼯学科卒

    就活時には

    就職活動では化学系・医薬系・⾷品系の業界企業にアプローチ。

    ⼊社理由

    J-オイルミルズの選考では、⼯場⾒学や先輩社員との座談会などのイベントに参加。先輩社員との交流から、⼈の雰囲気が⾃分に合っていると感じたことが、⼊社の意思固めとなった。

    これまでのキャリア

    品質管理>品質管理(リーダー職)

CROSS TALK Q.01それぞれの仕事内容

2020年時の同期座談会の写真

業務⽤⾷⽤油の営業として、⾷品卸業様や⼤⼿外⾷ユーザーといったお客様に提案・販売を担当しています。家族経営規模の⼩さな卸店様もあれば全国規模の⼤規模なお客様もいますし、外⾷ユーザーも⼤⼿から中⼩規模まで様々なお客様と向き合っています。

私は加⼯油脂、つまりマーガリンやショートニングといった商品の開発に携わっています。家庭⽤・業務⽤の商品開発や、今までにない物性を作ることができるような油脂の開発、⾵味を創るために添加する素材の開発を⾏ったり、時には営業と同⾏してヒアリングや商品説明を⾏うこともあるし、市場調査なども⾏います。

静岡事業所で品質管理をしています。品質管理の仕事は出来上がった商品の検査はもちろん、当社の商品として市場に送り出すに⾜るものを作るべく、製造⼯程づくりなどにも係わっていきます。
それこそ、原料の受け⼊れ⽅から製造の⼯程や条件、出荷前の検査に⾄るまでのプロセス全体を、⽣産技術や製造現場のラインで働くスタッフ、そして本社などと連携しながら構築に加わります。誰が加わっても同じ品質で商品づくりができることが、あとから確認できる仕組みや体制づくりにも携わります。

2023年時の同期座談会の写真

2020年は営業が主な業務でしたが、今は営業からは離れて、業務⽤油脂の主⼒製品であるSUSTEC油脂(⻑徳🄬ブランド)の販促戦略や予算の⽴案、新規ターゲットへのアプローチに関する進捗管理や⽀援など、業務⽤油脂の事業統括業務を担当しています。

以前より、影響範囲の広い仕事に取り組んでいるイメージですね。
私は2020年の4⽉から産休に⼊りまして、21年の4⽉に復帰。22年の4⽉に異動となり、今は家庭⽤油脂の研究開発に取り組んでいます。加⼯油脂と⽐べると原料が少ないですが、会社として新しい付加価値や機能を加えた“あぶら”を市場に送り出そうとしているので、新しいことへの取り組みも多く、「新たな製品の安⼼・安全の確⽴」にチャレンジしてます。

私は、静岡の⼯場で品質管理をしている、というところは変わりないです。3年前はスターチ製品を担当していましたが、今は加⼯油脂、マーガリンを担当しています。加⼯油脂については分析を担当するベテランから少しずつノウハウを学んでいるところですし、かつて担当していたスターチについても後輩に引継ぎをしている最中、という感じですね。

CROSS TALK Q.02それぞれの“やりがい”

2020年時の同期座談会の写真

営業だから⽬標となる予算を達成できた時はやはりうれしいですね。予算達成は、お客様からきちんと認められている、ということの証明でもあるので。他社と同じ条件でも、私を信⽤して「堀内くんだから、買ってあげるよ」と⾔っていただけのは、⼤きなやりがいですね。

私の場合は、製品コンセプトの考案、⾵味や物性を考えた配合の検討、製造⼯程の検討など携わる仕事の範囲が広いことそのものがやりがいになっています。市場調査などから得られるデータだけではなく、⾃分の意⾒を商品の特徴に反映させられる機会もあるので、そこには⾯⽩みもあれば、現実に新商品として形になったときには達成感などにもつながりますね。

品質管理は、トラブルが何もない⽇常を守ることが仕事だから、それが実現できていることに誇りややりがいを感じるべきだよね。そのためにはトラブルを事前に予測して未然に防ぐこと。実は品質管理の仕事って単独では完結しないものが多くて、⽣産技術や製造現場で働く⼈たちと協業することが多い。だから、チームでトラブルのない⽇常を実現できつつ、加えてコストダウンなど新たな価値を⽣み出せた時には⼀⼈では味わえない喜びが感じられるよ。

2023年時の同期座談会の写真

2020年に産休に⼊ったときも含めて、会社から共有される定期的な⼈事情報は⽬を通しているけど、昇格した同期も少なくなくて、「ああ、みんな頑張ってるんだな」ってうれしく思っています。⾐川くんも、今チームリーダーだよね。

以前は⾃分の仕事にだけ取り組んでいればよかったけど、今は上司からの指⽰をチームに浸透させたり、部署全体にわたって関わるなど取り組みの範囲が広がったり、というような変化があるね。後輩に教える、という機会も増えたかな。
堀内君も、今は事業部全体に影響するような仕事に取り組んでいるんだよね︖

事業部の主⼒製品の販売戦略に関わっているので、確かにそう⾔えるかもしれないね。⾃分が決めた数字や計画が、そのまま経営陣に事業部の⽅針として挙がっていくことになるわけで……。上司にも、「堀内が決めたその計画が、事業部全体の動きを決めることになるんだけど、本当にその内容でいいの︖」って⾔われる状況もよくあるし。

うわ、なかなかのプレッシャー(笑)。
私も上司が変わってからは、ある研究のテーマについてのリーダーを任されて、そのテーマについては全体をリードすることを求められている状態かな。

CROSS TALK Q.03それぞれのキャリア

2020年時の同期座談会の写真

成⻑を感じたのは、スターチ製品群の製造設備や⼯程に対してハラール認証を取得できた時のことかな。

ハラール認証って、イスラム教の戒律に合致した製造⼯程や商品であることを証明する認証だよね。海外にももっと進出していこうとしている当社にとっては、かなり重要な出来事だね。

そうそう、特に東南アジアにおいては、認証は取得していて当然、というくらいだからね。品質管理は安⼼・安全であることを管理し、品質が当社の製品としてふさわしいレベルであることを管理して保つのが仕事だけど、宗教が求める品質への対応、というのは私にとって、まったく新しい視点になったかな。まだまだ、仕組みづくりの途上だけど、2017年に認証を取得してから今まで、問題なく監査をクリアできているよ。

今はタイに2拠点あるけど、東南アジアは伸びしろが⼤きいから、これから当社が進出していくにあたっては⾐川君たちの残した実績は重要だよね。
私の場合は、ある意味失敗から学んだことになるけど、印象に残っているのは発酵バター⾵味のマーガリンを検討した時のことかな。市場の動向を⾒ていて、「これからは発酵バター⾵味がヒットするかも」と思い、⼀般消費者の⽅に試作品を試⾷してもらって感想を聞くような調査をしてみたんだけど、どうも⽐較的従来品に近い味のもののほうが好まれることがわかって …。私たち作り⼿の⽴場から考えた「他社との差別化」と消費者の皆様が求める「おいしいもの」は、必ずしも⼀致するわけではない、ということを改めて学んだな。
堀内君は、社内公募に応募して企画の仕事も兼任しているよね。

そう。企画グループは新事業の⽴ち上げに携わることの多い部署だね。それぞれ得意な領域を持った⼈たちが集まった組織という感じで、知らないことが多くて毎⽇刺激を受けているかな。営業部隊は、皆で⽬標達成に向かって取り組んでいて、ワイワイ元気のある⼈が多いね。どちらも話を聞けば惜しみなく何でも教えてくれる環境があって、優しい⼈が多いというのは共通しているね。
兼任して分かったことだけど、どちらの部署も会社に貢献しようという意識を持った⼈が多いのも特徴かな。私は今後、企画のほうに徐々に軸⾜を動かしていくことになるけど、そこでいろいろな部署や⼈を巻き込んで、新しいことにチャレンジしていきたいね。

私の環境は、先ほども⾔った通り品質管理だけで完結しない仕事に取り組んでいるので、いろんな⽴場・いろんな考え⽅を持った⼈と⼀緒に働くのがいつもの環境、ということになるかな。どんな要望が事業部から寄せられようと、現場がそれを作れないと意味がない。とりあえず作ればいい、というものでもない。だから、常に関連する部署の担当者とコミュニケーションを保って、視野をひとつにして進んでいくイメージだね。 今はスターチを担当しているけれど、ゆくゆくは他の商品も担当して、広い視野から品質を考えられるような存在になりたいと思う。

開発もいろんな⼈がいますね。ひとつのテーマに向かって真っすぐに突き進んでいる⼈、⾯倒⾒のいい⼈、新しいことに取り組むのが好きな⼈…「これがいい」と思ったら、どんどん提案するポジティブな⼈が多い印象かな。これからも今の部署で新しいことに挑戦し続けたり、もし今後異動などがあったら今の部署で得たことを他部署で活かしたり、新しい知⾒を得ることで成⻑し続けたいな。

2023年時の同期座談会の写真

今は会社として、おいしさと健康と低負荷な製品を世に送り出そうというベースのもと、新たな付加価値のある製品を送り出そうとしていますよね。

製造現場にいても、変わっていこうとしていることを感じることがあるな。全く新しい考え⽅、やり⽅で製品を⽣み出せないか、と。

おいしさと健康と低負荷な製品を世に送り出そうというベースがありつつ、以前は単にCO2を削減しよう、というようなテーマを追求していました。最近では、当社をはじめとした⾷品メーカーが原材料の⾼騰に直⾯しています。ですので、BtoBtoCという枠組みにスポットを当ててコストダウンに貢献しようという発想も強くなってきているように感じるな。
⾃分のキャリアについては、営業現場を経験し、また事業の肝である予算⽴案も経験しました。まだここで3年くらいは勉強したい、と思っています。
その先では、コストダウンのカギとなる、原材料の買い付けなどにも取り組んでみたいと思っています。

私の場合は、チームリーダーを任されたこともあって、今後は後輩の育成が重要なミッションとなってきたと⾃覚しています。ここをしっかりと取り組んでいきたいですね。

私は産休で少し仕事から離れたことで、以前は研究志向⼀辺倒だったキャリア観が変わってきました。学ぶことのある場所は、他にもたくさんあるのではないかと。ちょうど、開発の先輩が⼈事に異動になったこともありますし、私も縛りをなくして⾃分のキャリアを考えていきたいと思うようになりました。
⼦どもが⽣まれる前は、毎⽇やらなければいけないことはすべてやり終えてから帰宅、という働き⽅だったけど、今は⼦どもを保育園に迎えに⾏くという “決まった時間”があるので、そこまでにできることをするという考え⽅に変わったし、できるだけ効率よく仕事をしようという意識になりましたね。

なるほどね。ところで、前回の座談会から変わったことと⾔えば、コロナ禍に伴ってリモートワークが浸透したことがあるよね。コロナ特例もあり、私も今は出社するのは週2回くらいで、オンラインで打ち合わせはするけど顔は知らない、という社内の⼈も増えてきましたね。⼦育てに携わるという観点では良いけど、仕事をお願いするときなどはしっかり伝え⽅を考えないといけないという点もある。松嶋さんはどう︖

私は今、週1⽇の出社です。同じく、仕事と⼦育ての両⽴という点では助かっていますね。特に私は、横浜から静岡までの新幹線通勤だし……。若⼿のメンバーも私に聞きたいことがあれば気軽にTeamsなどをつないでくれるので、コミュニケーションに関しては特に不⾃由さは感じていないかな。

私の仕事は2⼈と違って、分析の装置を家に持ち帰るというわけにもいかないので基本的には毎⽇出社していますし、周りも出社して仕事をしている⼈が多いですね。ただ、在宅勤務の⼈もいるのでそういう⽅とはオンラインでのコミュニケーションとなります。また、本社や研究所と打ち合わせをしなければならない時、以前は出張するのが前提でしたがそれらがほとんどオンラインになったのは⼤きな変化だと思うな。

※掲載の内容は取材撮影当時のものです。

採用エントリー